01.ひんぬー

別に大した物では無いし、それが生死に係わる事で無いという事実くらいわかってるよ。
それでも、何故か納得できない、遣り切れない思いをする羽目になったりもする。
たいしたことじゃない。そう言い聞かせてきたはずだったよ。
現実はそんな自分を軽く嘲笑うだけで、何の足しにもならない強がりを浮き彫りにしただけ。
こう客観的に感傷的に自分を嘲るのは、いつごろついた癖だったっけ?
自分は決してナンバーワンにはなれない、瑕だらけのガラス玉。
そうして自分を嘲り、ともすれば他人をも巻き込むだけだった。
必要とされるのは不愉快ではなかったし、むしろ嬉しい事だったのに。
――それ以上を望んでしまう、完璧を望んでしまう自分がそこにいて。
だからこそ、この現実がイヤだった。
そんな時に貴方はこう言ってくれたっけ。
「ありのままでいてくれたらいい。」って。
「今の君がそのままでいてくれたら。」って。
随分助けられてたんだね。ひょっとしたら、このままでもいいのかな?
よかったら……また触って欲しいなって、そう思ってる。
小さいなりに、ちゃんと育ってるんだから。
でも、あんまり強くしちゃダメだからね?


結果:12分48秒
かなり時間も掛かってるし、内容も落ちてるような気がする。
でも、書いた。
これを続けないと、意味はないとしても。